台東区役所「NPO等と区職員の協働研修」

台東区役所の職員を対象に「NPO等と区職員との協働研修」を行いました。

職員向けの協働研修は、協働担当職員と一般職員に行う時では内容が異なります。今回の研修は様々な部署の職員が参加する形式でしたので難しい話しはあまりせず、協働について前向きになってもらうこと一番の目的に置きました。「普段の業務に協働の視点を取り入れることで、皆さんの仕事の幅が広がりますよ!」といったことを強調しました。

研修を楽しんで受けていただくことを目的に、いつものように親父ギャグもいれます。協働の極意は「今日どう?」という関係性をつくれるかにあり。・・ちょいウケでした。

研修の具体的な内容としては、私が逗子市市民協働コーディネーターで4年間務めて掴んだノウハウをもとにしたレクチャーと、協働の理解を深める演習を行います。

いざ協働で事業を進めようとすると、手強くて厄介です。協働で物事を動かすには時間がかかり、職員は超勤対応になりがちで、協働しないで済む方が互いにとってストレスがないのかもしれません。私自身が協働で失敗した事例も伝えました。

それでも、協働はやはり必要です。行政と住民が協働することによって、単独ではなし得なかったことが実現できることがあります。又、やる気のある住民と職員の出番が生まれて、協働で笑顔が増えるのが何よりのメリットです。

逗子市の例だけではなく、私自身がファザーリング・ジャパンで複数の自治体と協働成功事例も紹介し、協働がうまくいくコツも解説しました。職員皆さんにとって、納得感のある研修だったものと思います。

事務局から研修アンケートが届きました。一部抜粋して紹介します。

  • 役所の経験があるので、その観点からの話もありよかった。
  • とてもお話が分かりやすく、ご自身の経験から様々な事例を教えていただきました。
  • とても前向きになれるお話のされ方で、聞いていてとても楽しかったです。
  • 例えも豊富でとても分かりやすかった。
  • 行政、NPOそれぞれの立場を経験されているので分かりやすかった。
  • 事例を交えながらユーモアをもって話してくれた。
  • テンポが良くて聞きやすかったです。成功例だけでなく失敗例についても話してくださり、なるほど~と思いました。
  • 固い話ばかりでなく聞きやすかったです。
  • 時々笑いもあり、経験談があったことで興味深く聞くことができた。
  • 子育てを保護者と協働しているという点で役に立つ考え方やヒントをいただきました。
  • 最後のまとめの部分が心に響きました。