熊谷市にある企業で、若手社員を対象に午後半日セミナーを行いました。平均年齢24歳。
テーマは「働き方」。働き方に関して、私が伝えることはいつも同じです。
自分らしくいきいきと働く秘訣は
「主体性」と「人間関係」
私自身、7回転職して様々な業界で働いてきたなかで、キャリアの問題では常に悩まされてきました。
自分らしい働き方についてトコトン考えた末にたどり着いた結論が、この二つでした。
主体的にやらされ感ではなく取り組んでいるといきいき働くことができる。
人間関係、とくに職場では上司との関係が良いといきいきと働ける。
最後に、寸劇ワークショップをしました。
バックキャスティングの手法を使って「皆がいきいきと働いている理想の職場」を劇で表現してもらいました。
5人グループに分かれ、シナリオを自分たちで考え、リハーサルを行いました。順番に上演してもらうと、それぞれのグループで名場面が生まれました。
AIが月報を作ってくれたり、サッカーの雑談をしながら仕事する等のシーンが出ました。みなさん、すごく楽しそうに、いきいきと演じていました。クローズのセミナーだったので写真でお見せできないのが惜しい。
そのなか、大半のグループが、「男性の育休」「保育園お呼び出し」といった仕事と子育ての両立を描いたことが印象的でした。受講者の9割が独身者で、両立の当事者ではなかったのですが。
彼ら彼女らの描く理想の職場に共通していたのは、次のとおり。
それぞれがプライベートで制約を抱え、
仕事以外にやりたいことがあるなかで、
お互いにフォローしあえる仲間がいる
それほど大げさなことではありません。ちょっとした気遣いと、心と時間の余裕があれば実現できそうです。
全グループの上演が終わったとき、「寸劇、楽しかったですか?」と挙手してもらいました。ほぼ全員の手が挙がりました。
今回の演習のように仕事も、最初は強制される形でタスクが始まります。そこで、自ら「主体性」をもって取り組み、良好な「人間関係」を保ちながら行うことで、いきいきと働くことができます。
この感覚をぜひ職場に持ち帰ってください!と最後にお伝えしました。