座間市で「高齢者の孤独」をテーマに講演会をしました。
生涯学習フェスティバル全4回講座の初回。昨年も同様の講座を担当しました。
(→ブログレポート「座間市でシニア向け『人生100歳時代の生き方〜孤独との付き合い方』の講座を実施」)
いつもよりも3倍スローの話し方で、大きな声で、ゆっくり語りかける。カタカナ英語を使わないようにも心がけました。
親父ギャグも織り交ぜながら(ウケなかったら封印するつもりでしたが反応よかったので連発することに)、笑い声がたえない二時間の講座になりました。
綾小路きみまろ路線を目指そうかしら。
「孤独」という暗くて重いテーマ設定ながら、プラス思考や寄せ鍋型人生など明るく楽しくなる話題を提供しました。話し合いの時間に移ると、皆さん楽しそうに喋っていました。
最後のメッセージは「下心をもって始めよう」。予定していた話しではなかったのですが、こんなまとめ方でよかったのかしら。
でも、「孤独」というテーマに惹かれて来られた方のニーズは満たせなかった自覚があります(そういう方はこうした場に来ないのかもしれませんが)。来年の講座は「いきがい」「居場所づくり」のテーマを提案しました。
高齢者の孤独は私の専門ではなかったのですが、新しいお題をもらえると勉強できる機会になるので有難いです。
インプット用に購入して読み終えた本は、座間市の担当者にプレゼントしました。
[amazonjs asin=”4591163873″ locale=”JP” title=”孤独の特権 (ポプラ新書)”][amazonjs asin=”4022950447″ locale=”JP” title=”寂聴 九十七歳の遺言 (朝日新書)”]人中にいる時も、辛いことがある。自分が何気なく言った言葉で相手を傷つけてしまったのではないかと思う時や、自分の能力や配慮のなさが相手との対比の中で際立って見える時である。そういう時には、自分一人になりたいと思う。一人なら相手を傷つけないし、比べられることもないし、バカ丸出しのような失敗もしなくて済む」 曽野綾子『孤独の特権』
いくら自分のそばに人が集まってきても結局、人間は孤独、「ひとり」です。ただ、それが心に深くわかるのは、九十歳をすぎてから。八十代だとまだわからないと思います。 瀬戸内寂聴『寂聴 九十七歳の遺言』
寂聴さんが言われるように、48歳の身で孤独が分かった気になってはいけません。
コメントを残す